家電レンタルの回収はどうなる?梱包・日時指定・大型家電の搬出まで比較

家電レンタルの利用が終わったら、すべてのサービスで同じように業者が室内まで取りに来てくれるわけではありません。

回収方法は大きく「自分で梱包して宅配業者へ渡す」「自宅へ集荷に来てもらうが梱包は自分でする」「専門スタッフが室内から搬出する」の3タイプに分かれます。

小型家電なら梱包して集荷に渡す方式でも困りにくい一方、冷蔵庫・洗濯機・大型テレビなどは、玄関まで自分で運ぶ必要があるのか、設置場所からスタッフが搬出してくれるのかで負担が大きく変わります。

この記事では、2026年9月時点で確認できる公式案内をもとに、家電レンタルの回収について、返却申請、梱包、集荷日時、回収費、大型家電の搬出まで整理します。

先に結論|家電レンタルの回収は「誰が梱包・搬出するか」で選ぶ

家電レンタルの回収で最初に確認したいのは、回収料金よりも返却当日に自分がどこまで作業する必要があるかです。

回収タイプ 利用者がすること 向いている家電 注意点
宅配返送 梱包してコンビニ・営業所などへ持ち込む カメラ、小型調理家電、掃除機など 箱・緩衝材の保管が必要になることがある
訪問集荷 梱包して自宅で配送員へ渡す 持ち運びにくい中型家電 「集荷あり」でも梱包まで任せられるとは限らない
スタッフ搬出 回収日時を決め、当日立ち会う 冷蔵庫、洗濯機、大型テレビ、家具 日時指定料、階段・特殊搬出、対応地域を確認

たとえば「自宅集荷対応」と書かれていても、配送員が玄関先で梱包済みの箱を受け取るだけの場合があります。逆に、大型家電向けの回収では、専門スタッフが設置場所から搬出するサービスもあります。

冷蔵庫や洗濯機を借りる人は、「回収に来るか」ではなく「設置場所から運び出してくれるか」まで確認するのがポイントです。

家電レンタル4社の回収方法を比較

2026年9月時点の公式案内を確認すると、回収方法はサービスだけでなく商品や配送方式でも変わります。

サービス 回収・返却の主な方法 梱包 日時 回収費の考え方
Rentio 通常商品は宅配返送・訪問集荷など。特殊配送の大型家電は設置場所から回収 通常商品は利用者が梱包。特殊配送の大型家電は訪問回収 通常の訪問集荷はマイページから手続き。配送方法により締切あり 通常の返却送料は無料。大型商品は商品ページ・配送条件を確認
CLAS 佐川急便返却対象商品は自宅集荷。通常の指定業者返却はスタッフが搬出 佐川急便返却は利用者が梱包。指定業者返却は梱包・搬出をスタッフが対応 マイページから集荷希望日を指定。時間指定は有料になる場合あり 商品・料金プラン・配送方式で異なるため申込画面で確認
かして!どっとこむ 回収希望日を連絡し、打ち合わせた回収便で引き取り 宅配便で送り返す方式ではなく訪問回収が基本 原則、回収希望日の1か月前。30日レンタルは2週間前までに連絡 通常は回収料なし。転居後の地域条件などで発生する場合あり
レンタル生活 返却希望日を連絡し、スタッフが回収 納品時の箱・梱包材はスタッフが持ち帰る案内あり 希望日の5営業日前までに申込み 搬入・搬出費を含めた総額で確認

同じ会社でも、冷蔵庫と小型美容家電で返却方法が違うケースがあります。サービス名だけで判断せず、実際に借りる商品ページの「返却方法」「配送方法」「大型商品」などの表示を確認してください。

Rentio|小型商品は自分で梱包、大型家電は設置場所から回収する商品もある

Rentioの通常商品は、返却前に簡単なお手入れをして付属品と一緒に梱包し、マイページから返送方法を選ぶ流れです。

返送場所はコンビニ・郵便局・配送会社の営業所などから選べるほか、自宅などへの訪問集荷も利用できます。通常の返却送料は2026年9月時点の公式案内で無料です。

ここで気をつけたいのは、訪問集荷=梱包まで配送員がやってくれる、ではないこと。通常商品は、お届け時の箱などへ利用者自身で戻してから配送員へ渡します。

一方、特殊配送の対象となる冷蔵庫などの大型家電では扱いが異なります。公式ヘルプでは、返却時に配送業者が訪問し、設置場所から回収する商品が案内されています。

つまりRentioは、商品サイズによって「自分で梱包して返す家電」と「室内から回収してもらう家電」を分けて考える必要があります。

CLAS|商品によって「自分で梱包」と「梱包・搬出おまかせ」が分かれる

CLASは、回収方法の違いが分かりやすいサービスです。

全国配送対応の「佐川急便返却」商品では、マイページから返却を申し込み、希望の集荷日時を指定します。配送員が伝票を持参するため伝票準備は不要ですが、商品は利用者側で梱包しておく必要があります。

お届け時の箱と緩衝材を処分してしまった場合は、自分で商品サイズに合う段ボールと緩衝材を用意する案内があります。小型~中型商品を借りる場合は、箱を残すかどうかまで最初に確認しておきたいところです。

一方、CLAS指定業者が回収する通常方式では、公式案内で梱包・搬出を専門スタッフが対応するとされています。大型家具・家電を借り、退去時に自分で運び出したくない人には大きな違いです。

なお、返却集荷の時間指定は有料オプションになる場合があります。引っ越し当日しか立ち会えないなど時間に余裕がない場合は、料金だけでなく希望時間帯を指定できるかも確認してください。

かして!どっとこむ|回収日を打ち合わせてスタッフに引き取ってもらう

かして!どっとこむでは、レンタル終了時に自分で冷蔵庫や洗濯機を宅配便へ持ち込むのではなく、回収日を打ち合わせて引き取りを依頼する仕組みです。

公式FAQでは、通常の契約で返却する場合、回収希望日の1か月前までに連絡するよう案内されています。30日レンタルの場合は2週間前が目安です。

回収便の日にちは相談できますが、時間指定は無料配送地域の一部で有料対応となり、有料配送エリアでは時間指定できない案内があります。3~4月の繁忙期や急な依頼では、対象エリアでも時間指定を受けられない場合があります。

回収料は通常かかりません。ただし、利用中に引っ越して無料配送エリアから有料配送エリアへ移った場合など、条件によって回収料が発生するケースがあります。

退去日ぎりぎりに連絡するのではなく、引っ越し日が決まった段階で回収日を押さえるのが使いやすいでしょう。

レンタル生活|梱包材を保管せず、スタッフ回収を前提にできる

レンタル生活は、スタッフによる搬入・搬出を含めた仕組みが特徴です。

公式の利用ガイドでは、設置後に商品の箱や梱包材をスタッフが持ち帰るため、返却まで自宅で保管する必要がないと案内されています。

返却時は、希望日の5営業日前までに返却申込みフォームまたは電話で希望日を連絡します。大型家電を借りる場合、「数か月~数年後の返却のために大きな段ボールを保管したくない」という人にとって確認しやすい方式です。

ただし、料金は月額だけでなく搬入搬出費を含めた総額で見る必要があります。回収作業を任せられることと、費用が完全に0円であることは別です。

大型家電は「玄関回収」ではなく「設置場所から搬出」かを確認

冷蔵庫や洗濯機をレンタルするなら、回収方法で最も重要なのはここです。

たとえば洗濯機は、返却前に給水ホース・排水ホースを外し、本体内の水を抜く作業が必要になることがあります。冷蔵庫なら食品を空にし、電源を切るタイミングや霜取りなどの準備が必要な場合があります。

そのうえで、スタッフがどこから運び出すのかを確認します。

  • 設置場所からスタッフが搬出する
  • 玄関までは利用者が移動する
  • 利用者が梱包して配送員へ渡す
  • 階段・吊り下げなど特殊作業は別対応

同じ「回収サービスあり」でも、この4つでは負担がまったく違います。

特に一人暮らしで大型冷蔵庫や洗濯機を借りるなら、自分一人で玄関まで運べない家電ほど、室内搬出まで明記されたサービスを優先すると返却時に困りにくくなります。

回収前にやっておくこと|大型家電は当日の準備も必要

スタッフが回収に来るサービスでも、当日まで何もしなくてよいとは限りません。次のような準備を想定しておくとスムーズです。

冷蔵庫

  • 庫内の食品・飲料をすべて出す
  • 棚・ケースなどの付属品を確認する
  • 必要に応じて電源を切り、庫内の水分を処理する
  • 冷蔵庫の前まで搬出できる通路を空ける

洗濯機

  • 洗濯物を残さない
  • 付属品をそろえる
  • 給水・排水まわりの事前作業が必要か公式案内で確認する
  • 本体周辺と搬出経路の荷物を移動する

テレビ・ロボット掃除機などデータを持つ家電

  • アカウントからログアウトする
  • Wi-Fi設定や個人情報を初期化する
  • リモコン・電源コード・スタンドなど付属品をそろえる

初期化や水抜きの方法は機種で異なります。わからない場合は自己判断で無理に分解せず、返却案内やメーカーの取扱説明書を確認してください。

引っ越しで回収するなら「退去日」ではなく「鍵を返す前の余裕がある日」にする

家電レンタルの回収が最も慌ただしくなりやすいのが引っ越しです。

「退去日の午前中に回収して、午後に鍵を返せばいい」と考えたくなりますが、回収時間が幅指定だったり、繁忙期に希望時間を取れなかったりすることがあります。

安全なのは、次の順で決める方法です。

  1. 新居への移動日を決める
  2. 旧居で冷蔵庫・洗濯機が不要になる日を決める
  3. サービスの回収申請期限を確認する
  4. 退去日の数日前を含めて回収候補日を確保する
  5. 回収完了後に旧居を最終清掃する

かして!どっとこむのように1か月前を目安に連絡するサービスもあります。引っ越し日が決まったら、荷造りより先に回収申請期限を確認しておくと安心です。

「回収無料」でも費用が出るケースを確認する

回収無料と案内されていても、あらゆる状況で追加費用が発生しないとは限りません。

たとえば、次のようなケースです。

  • 回収住所が契約時と変わっている
  • 無料配送・回収エリアの外へ引っ越している
  • 時間指定を追加する
  • 再集荷・再手配が必要になった
  • 特殊な階段作業・吊り上げ・増員が必要
  • 返却対象ではない私物の処分も依頼する
  • 通常商品を自分の都合で別の配送方法から返送する

申込前に見るべきなのは「回収無料」の一言ではなく、「通常回収に何が含まれ、どの条件から追加料金になるか」です。

申込前チェック|回収で後悔しないための6項目

確認項目 チェックする内容
1. 回収方式 宅配返送・訪問集荷・スタッフ搬出のどれか
2. 梱包 自分でするのか。箱・緩衝材の保管が必要か
3. 搬出範囲 設置場所から運んでもらえるか、玄関渡しか
4. 申請期限 何日前までに回収申込みが必要か
5. 日時指定 日にち・時間帯を指定できるか。追加料金はあるか
6. 追加費用 地域変更、再集荷、階段、特殊搬出などの扱い

この6項目まで確認できれば、返却時の「こんなに大きな家電を自分で梱包するとは思わなかった」「退去日に回収できない」といったミスマッチをかなり減らしやすくなります。

まとめ|大型家電ほど回収条件を申込前に確認する

家電レンタルの回収方法は、サービスによって大きく異なります。

小型家電では、自分で梱包して宅配便で返す方式でも負担はそれほど大きくありません。ところが冷蔵庫・洗濯機・大型テレビになると、梱包や室内からの搬出まで自分で行うのは現実的でないケースもあります。

そのため大型家電を借りる場合は、料金比較と同じくらい「設置場所から回収してくれるか」「梱包は必要か」「何日前までに申し込むか」を重視してください。

回収の仕組みは商品・地域・配送方法・契約プランによって変わることがあります。この記事の整理は選ぶための一つの考え方として、最終的には申込前に各サービスの公式案内で、最新の回収方法、返却送料、日時指定、搬出条件、追加費用を確認してから判断してください。

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